有限無限

雑感、書評、セラピーの事、そして時々工学技術的なことなど…

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例外処理に弱い組織

何か目的に沿って構成された集団のことを一般的に、組織と言います。


先週、奈良で要人が銃撃殺害される事件が起きました。

筆者は注目されているとはいえ、故人のお名前を出してまで
人の耳目を集めたり、アクセスを稼ぐ主義ではありません。
なので、あえてお名前を出さずに書きますけど、
奈良のローカル駅前のロータリーがあっという間に世界中の注目の的になるなんて、
きっと誰も想像つかなかったと思います。

遭難された要人の方には大変お悔やみ申し上げます。

時は巻き戻りません。
あの時、こうすればああすれば と言えば故人が生き返り、犯人が過ちを犯さずに済むかといえば、そういうわけにはいきません。
でも、もうちょっと未然に防げただろうに、、、って筆者は思うんですよね。

以前筆者はこのようなブログを書きました。

 

clairvon.hatenablog.com


ブログを書いたころと多少所感は変化しているのですが
要するに、大事故が起きる前にその対策を打ちようが無い という前提条件で進めて
何度も人類は失敗しているのに、それを学習しないのってどうなんだよ!!? って思う今日この頃です。

今回の要人の演説もそう。
急遽前日に決まった演説となると、演説会場も警備の計画や構想も付け焼刃でやったと思います。そういう場合にどんな手順で仕事をするのか、そういう指導やガイドラインに倣って活動するのはできても、例外処理は往々にして存在するものです。

要人が殺害された結果に対して、警察は警備の仕方に問題があると間違いなく言われることになるでしょう。

しかし、彼らは手順通りに動き仕事をしていたと思います。
ですが、”手順通りにしか動くことができなかった” とも言えるのです。

想定外、例外になった場合にどうするのか、、、これに対応できる組織であれば最強なんだけれど。

起きないことに注力することはばかげている と言われる一方、
起きてからでしか改善できないことや失ってしまうものがあるなら、何かできないか。

筆者はそう思ったのでした。