お久しぶりです!
ブログをお休みして結構時間がたちました。
最終更新から4年ちかく経つのか。。。
筆者は転職し、従来とは全く違った人生を歩んでいます。
そんな話はまた今度書くとして、今日は別の話。
先日以前の会社組織の同僚と、ある要件で話す機会があった。
気が付けば互いの近況報告、さらには以前の会社組織状況の話題になった。
自分に正直すぎるように生きている彼は、組織で感じた問題をどんどん話した。
"社内はもうぐちゃぐちゃになってしまった" と、むしろ私に毒を吐くように(笑)
それに日を同じくして、テレビをみていたら、
吉本興業の芸人の闇営業問題が取り上げられていた。
それに伴い、松本人志が”このままでは吉本興業が壊れていく”と嘆いていた。
思わず、どこでも同じような現象が起こっているんだと感じた。
『しかし、それって会社が壊れるのか?
そうじゃなくて、、、同僚や松本氏が(理想と)思う会社のあり方が壊れるんじゃないのか?』
と心中感じたのである。
”以前はよかった。昔はよかった。”
そんなセリフを絶対に口にすまい! と入社当時思った人も多いだろう。
私自身が、先輩がよく口にしているのを経験したから。
でもそれはきっと在籍した時間が長くなったからだろうし、
その在籍時間の間に、おおざっぱに言えば”時代が変わった”証左だろう。
会社名や商材は同じでも、その組織は変わる。
構成している従業員は年々歳をとり、価値観を変える。
業績や業務内容に応じて、囲い込む従業員数も変わる。
組織をとりまく経済・社会世論・情勢などの環境に応じて、
従業員に対する教育、賞罰などの感覚も変わる。
■(個人の問題としての)捨てるべき価値観 と 維持すべき価値観
社会人としてある組織に入社し経験を積み、色々なことを学び社会人として成長していく。
駆け出し当時に学んだことは、
いわば幼児における情操教育のようなもので、
ビジネスマンとしての行動思想の根本になることが多い。
だが、そこで学んだ価値観や考え方を変わらず持ち続けるべきものなのか、
潔く捨て去るべきものなのか、それが重要な問題なのだ。
人間がビジネスを行うからには、人間として時を超えても間違いなく通用する価値観というのがあるだろう。
一方、当初身に着けたことでも、合理的に考えれば不必要な価値観もあるだろう。
どちらにせよ、取捨選択が重要になってくる。
変わっていくものに違和感を感じてしまうのはきっと、今までの情操教育とは相容れない価値が入り込んでいるからではないだろうか。
■(組織としての) 統制のあり方と個々への信用
一方、組織側からの話をしてみたい。
私的な話だけど、私の駆け出し当時、現場のおっちゃんたちは仕事が終わると
会社の工場内で酒を飲みながら、場内放送でカラオケをし、炉の火を使ってBBQ、
吊り下げクレーンでターザンごっこをして楽しんで仕事をしていました。
社員食堂で夕食をとり、少し酒が残ったまま、車を運転して帰った人もいました。
帰れない人は社内の大浴場に入り、布団を当直室に敷かせてもらい、
翌日そのまま働いていました。
タバコをすう社員の事務所机には当然灰皿が標準装備です。
そう、タバコを吸いながら副流煙も当たり前に仕事してたのです。
毎日ってわけじゃないけど、そんな感じ。
当時の組織体制ではその価値観は歓迎されていました。
自由な社風で、仕事場と衣食住が備わっており、なんというすばらしい福利厚生!! というように。
でも今、その価値観聞いたら違和感ありますよね?
飲酒しながら仕事とかありえない。
え? タバコ? そんなもの会社で吸っちゃうの??
ていうか、喫煙者ってそんなに多かったの?って。
法令遵守や時代背景によって組織も変化を求められたわけです。
■結論
すこし話が散発してしまいました。
要するに、 ”個人も組織もずっと同じ状態ではいられない” ということです。
見えないが確実に存在する圧力によって、
望む/望まないにかかわらず変わることを強いられているんだと思います。
だから、自分が希望し、愛して入社した会社が必ずしもその当時と同じとは思ってはいけないのです。
もちろん、良し悪しは別にして
ずっと変わらない組織もあるでしょうし、
変わりゆく組織に応じて自分を変えていけた個人もあるでしょう。
どちらが幸せなのか?どんな組織がいいのか?
それは、結局自分が決めることでしょうけれど。