有限無限

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会社を辞めたいサラリーマンへ&あの頃の私へ(1)

2014年8月24日、、、勤続14年後、私は会社を辞めようと決意し、辞めた。
そして今、かれこれ6年が経つ。


あとになってから当時の心境や見立てを今振り返って言及するとき、
余計な経験や思想が肉付いてしまいそうになる前に書いておこうと思う。


辞める直前、、あの頃は何か心境を書き綴る気にはなれなかった。
自分を客観的に見すぎたら、諦めの境地になるだけ、、、つまり、
”やっぱり会社辞めるのやめとこう” って結論になり、自分を慰めるだけって
感じていたから。

 


■辞める前に感じたこと/思うこと

・ひたすらモヤモヤだった。
 向こうが見えない塀や生垣を飛び越えたら何があるのか、、、
 それが全く予測できない。
 飛び越えた向こうに天国が広がっていればいい。
 でも、そうでないならどうする??…
 現状維持している組織を抜けだして自分に何ができるのか… そんな心境だった。

 

・何をしていこうか/行けるのかわからない

 サラリーマンってテイのいい囚人だと思う。
 自分の守備範囲の仕事のことを理解してても、それ以外は何もわからないのだ。
 ひょっとして、自分の仕事と言いつつも、与えられた仕事を客観的に見る機会が極端に少ないのがサラリーマンだろう。
 お金を消費することはできるが、どう稼いで良いのかわからない。
 メディアで伝え聞くことがあったとしても、それを実践する時間や知人友人もそういるわけではない。
 当時もネットやメディアはあったが、成功者の断片だけを見て自分にもできるイメージが全く湧かない。
 そんな状況で自分が新たに何をしていけるのか、、見えないのだ。
 周囲にも受験戦争を勝ち抜いてきた高学歴者がゴロゴロいたが、そんな彼らでも同じような状況だった。

・どん詰まり感/閉塞感
 その一方で、どう頑張っても先がないと思っていた。
 出世や年功序列による社内の立場、収入増加による暮らし向き、労働環境…
 それらが改善/向上していくとは思えなかった。
 ”経営者が”改善しようと思えば無理ではなかったかもしれない。
 が、そうはならないと確信していた。

・会社で働いてきたことの大きな後悔
 ”我々の給料はどこから来ているのか?
 それは我々の商品を買ってくれたお客様が払ってくれているのだ。
 だから、高品質な製品を企画開発販売していくのだ!!”
 …よく上司や役員が口にしていました。
 ホンマ、あいつらアホか(笑)
 これ絶対違います。
 はっきり言って詭弁・欺瞞です。
 
・ウジウジ感
 ”早くやめろ”、”今やめたらヤバいかもよ” …相反する心の声との葛藤の毎日だった。

 


次に続く…